RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

仕事再開です

 しばらく腕と肩が痛くて仕事をしていなかったのですが、厳しい夏も終わって、また仕事を始めました。まだまだ仕事は続けなくちゃな。

 体を動かしている方が、なんか調子がいいです。木の剪定もあるし、芝刈りもあるし、猫の額ほどの家庭菜園もあるし、日暮れが早くなって寂しいという面は確かにありますが、湿気もなくて体を動かすにはいい季節です。

 

 生活クラブのホムトンバナナ、かつてはネット限定の人気バナナでとても買えなかったのですが、夏になったら急に買えるようになって、その秘密がわかりました。いっぺんに熟れてしまうのでした。味はいいのになあ。そこで4本どさっと投入して奥さんがバナナケーキを作りました。うまかったですよ。

 

 

 夏の終わりを惜しんで作ったものがもう一つ。ダイコンのタネをまくので刈り取った赤ジソでジュースを作りました。洗った葉を濾して煮詰めて砂糖を加え、米酢を入れました。試しに飲んだら酢のにおいがツンときたので、数少ない庭の青切りレモンを絞って味を調整したらぐっとうまくなりました。

 タンブラーはもちろん、ガラスの木村さんにもらったヤツです。

 

 

 9月の終わりは久しぶりに庚申山に行って歩いてきました。なんとなく意味は通じるような気はするんだけど…うーん。

 

 

 

 もう少し先に行って山道に入ったら、かわいいヤツに出あいました。あとで調べたら「タマゴタケ」というらしいです。食べられるそうですが…。

 

 

 もう一つはこちら。名前は不明です。上を誰かがかじってるから食べられるのかな。スヌーピーにみえると主張する人がいたので写真を撮ったのですが、これまたうーんです。まあ見ようによっては…見えるような…。見えないような。

 

 

 

 そして、秋がやってきました。

 

 

 

 

 【今日の1曲】

 トゥーツ・シールマンスの"The sound"というLPの中の”I let a song go out of my heart”(歌を忘れよう)です。なぜこんなタイトルがついているのかはよくわかりません。デューク・エリントンの1938年に発表された作品です。このLPも1955年の録音だそうです(自分が持ってるのはCDですけど録音はモノラル)。トゥーツも若かった。

 すみだトリフォニーホールに観に行った時は、じいさんでしたがまだ存命でした。今は観に行った人がじいさんです。

 


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中秋に虫の声

 なんだか日中は蒸し暑い日が続いてますね。すっかり忘れていましたが、友人から「今日は中秋の名月だな」とLineが入り、夜空を見上げました。空にはまん丸な月とその左に木星がくっきりと。エアコンの中にいたのがもったいないほど、外の空気がひんやりしているのに気づきました。エアコン28℃、効いてなかったんですね、もったいなかった。あわててスイッチを切ったら、虫の声が大きく聞こえてきました。

 そう言えば、冷凍の十五夜だんご(芽吹き屋)食べるのを忘れてました。残念!

 

 お盆の頃、雨風の強かった日に何かがどさりと落ちる音を聞きました。裏庭に出てみると20個くらい実のついた渋柿の枝が折れていました。「これは天の恵みに違いない。前から作りたかった柿渋を作ってみよう」と、とっさに思いました。

 ミキサーにかけるのも面倒なので、青柿を袋に入れて木槌でたたき、それをプラスチックの桶に入れ、ひたひたの水に浸しました。蓋をして忘れていること約10日。突然思い出して蓋を開けて見たらびっしりカビが生えていました。

 ダメだこりゃ、やっぱりいい加減なトライはダメだなと捨てようとしたら、奥さんが「梅漬けだってカビを取れば大丈夫なんだから、カビだけ捨てて様子をみたら」と一言。匂いは発酵臭でアルコールっぽかったので、確かに試してみる価値はありそうでした。

 上を覆っていたカビを捨て、さらに放置すること1週間弱。これを布で絞ってそのしぼり汁をペットボトルに詰めました(写真のヤツです)。濁っているけど匂いはやっぱりお酒に近い匂いで、まだ柿渋のあのくさい臭いは全くありません。このあと澄んだ液体で赤茶色の柿渋になってくれるんでしょうか。このまましばらく放置して、さらに様子をみたいと思います。

 20年くらい前にけっこういい値段の柿渋を購入し、防腐のために家と作業場の外壁全部を柿渋で塗ったことがありましたが、あのときの臭いはなかなかでした。

 

 

 最近はネット疲れというか、電脳に脳がやられている気がします。ネットショップやSNSに手を染めたのが運の月、いや尽き?

 



【今日の1曲】

 スティーブ・ハイエットのアルバム ”Girls in the grass” の中の1曲 ”Kinda Knew Anna” です。ジャケットの写真はあまり趣味じゃないけど、曲のほうは夏の終わりをちょっと思っちゃったりして…。

 


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チャレンジしてみました

 人生も押し詰まり先の見えない今日この頃、皆さんお元気ですか。

 いえ、そういう話ではありませんでした。突然ですが、「ショップ」を開設することにしました。というか開設しました。せっかく作ったやきものを、RIKIの人生が終わる前に幅広く皆さんに使っていただければと思って、作ってみました。

 品物があふれているこの世の中、いったいどうなるやらよくわかりませんが、まずはレッツ・トライです(なんか昔の青春ドラマにあったようなフレーズですが)。

 

 ショップの名前は

やきもの屋 RIKI舎」です。(URL:https://rikisha.handcrafted.jp

 

 写真をクリックすると説明が出て、購入ができるようになっています。まだ品数も少ないんですが、おいおい増やしていく予定です。よろしくお願いします。

 

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 話変わって、今年もヘッポコ家庭菜園の小玉スイカが採れました。今年は苗を3本植えて受粉もせずにほったらかしにしていたらまるで結球する様子なく、今年はダメかと思っていました。ところがよく見てみたら、あっちに1個、しばらくしてこっちに1個と雑草に埋もれたスイカを発見しました。期待していなかったので、こういうのはなんだかうれしいですね。先のヤツを割ってみたら、皮の薄いこと。甘さもほどほどにあって、暑すぎるこの夏にはうれしい収穫となりました。まだ1個残っているので、こちらも熟すのが楽しみです。

 

 

 今年も彼(キャロル)が逗留しています。先日公園に散歩に連れていったときのことなんですが、公園内を歩き出して太い木の根もとにすり寄っていったとたん、ピョーンとはじけるように飛び上がりました。同時に2匹のたぶん黄色スズメバチ(アシナガじゃないのは確かです)が飛び出しました! キャロルは左前足をそれきり着かなくなってひょこひょこ歩き始めたので、「これは刺されたに違いない、やばいぞ」とあわてて獣医さんに電話しました。休診のはずが電話を受けてくれ、すぐに来るようにとのこと。到着するまでの時間がやたらに長く感じられ、運転しながら気が気ではありませんでした。

 診察を受けてみたら…なんと、「目も呼吸も正常だし、嘔吐もないし、たぶん刺されてないとおもいますよ。びっくりして足をくじいただけかも」との診断でした。結局、用意してあった太い注射は受けないことになり、炎症を抑える小さい注射だけしてもらいました。翌日にはちゃんと散歩も行きました。やれやれ。預かると最近は必ず何かが起こります。ふう~。

 公園管理課に注意喚起の電話をしたら、園内のあちこちで発生しているという話でした。皆さんも公園に行った時は、ハチに注意してください。

 

 

 

彩泥コーヒーカップ&ソーサー

 

 【今日の1曲】

 ザ・バンドが演奏するボブ・ディラン作の“I shall  be released" です。この曲にまつわる個人的な思い出をさるところでちょっと書いたので、ここに挙げてみました。“Music from Big Pink”というザ・バンドの有名なファースト・アルバム(このアルバムジャケットはディランが描いています)の 2 曲目に入っています。

 最初聴いたときには、リチャード・マニュエルの裏声にガクッときました。みんなで朗々と歌うのかと思っていたのです。いつも最後の“any day now, any day now, I shall be released" を聴くと、ディランはどんな思いでこれを書いたんだろうとか、自分ならどう訳すだろうかとか、人は何からreleasedされるんだろうかとか、解き放たれるとはどういうことなんだろうかとか、いろんな思いが湧き上がります。

 ザ・バンドにまつわる映画「かつて僕らは兄弟だった」も、アマゾンプライムで興味深く観ました。メンバーのうち生きているのはもう二人だけです。

 


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合歓の木の夏

 戻り梅雨のようなはっきりしない天気が続く7月中旬、新潟県新発田市のギャラリー栞(かん)さんに行ってきました。関越道は曇りベースで、いきなり土砂降りになったり雲が切れて太陽が覗いたり、忙しい天気でした。

 着いてみたら地域の夏祭りだそうで、あちこちに提灯が下がり夜店の準備が始まっていて、何やら懐かしい風情でした。

 ちょうど雨が上がったところだったので、海に寄ってみました。久しぶりの日本海です。

 

 

 ウミネコが所在なさそうに岩場に止まっていたり、人の姿にあわてて飛び立ったりしていました。夏が来るんだろうか、いやいやこれがもう夏なんだろうかとぼんやり思いながら海を眺めました。空と海の境が淡くなっていて、ギラついているわけでもなくそれなりの海でした。

 

 

 

 雨ばかり続いているなか、玄関先でアゲハの羽化に遭遇しました。わが家がホームのアゲハです。1時間くらい放っておいたらいつの間にか姿を消していました。

  

 


 休みには晴れ間を見つけてよく散歩をしています。あわてて出て行くのですが、すぐに昼時のやたら暑い時間になってしまい、ほとんど誰にも行き会いません。でも、それもまた楽しです。

 

 

 釣り堀です。誰もいませんが。

 

 児童公園です。誰もいませんが。

 

 

 

 



 そういえば、関越道の長岡だったか燕三条だったか、あのあたりは高速の両わきに合歓の木がたくさん植えられていて、「合歓の木街道」の風情でした(でも、寝てはいけません)。

 



 

 

 

 横26cm×幅15cm カレー、スパゲティ、トンカツ…なんでもOK 



【今日の1曲】

 ハーマンズ・ハーミッツの”Mrs. Brown you've got a lovely daughter”(ミセス・ブラウンのお嬢さん)。妙に明るい失恋ソングです。マンチェスター出身のバンドですが、マージー・ビートと呼んでいたような。

 RIKIが坊主頭の中学生でシングル盤が370円だった1960年代に、ラジオで何度も聞いていたのでよく耳に残っています。バンジョーみたいな、ミュートしたギターがすごく印象的です。

 このころのポップスを聞くと、たいして幸せじゃなかった中学時代が、なんだか幸せだったように思えるから不思議です。ジェーン・スーのラジオ番組で久しぶりに聞いて「おっ」と思ったので、選んでみました。

 


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さらば野田さん

 今日たまたま見たテレビに、よく行く公園が映っていました。平日だといつもは水の出ていない噴水が、画面では形ばかり水を噴き上げていました。テレビに出るからと少し頑張ったんでしょうか。でも公園内に人影はなく…。まあざっと紹介される程度で話題のほうもさほど吹き上がってはいないようです。連日の猛暑、生きているだけで大変です。

 

 

 

 

 

 

 こちらは別な公園。緑はやっぱりホッとします。でも、この下ではスマホを持ってうつむいて歩き回る人の一群が。ここはその種のゲームの聖地か何かなんですかね? 近頃は行くたびにこの皆さんに遭遇します。

 

 3月に亡くなった野田知佑さんの、買ってあったのにまだ読んでなかった本を読んでいます。『ユーコン漂流』『新・放浪記』まできて今は『カヌー式生活』に入りました。きのうは偶然NHKプラス#四国の"あわとく「目一杯生きろ~野田知佑のメッセージ」”というので野田さんの終焉の地徳島での活動を見ました。見られるのは明日までのようです。奥さんいたんですね、知らなかったわー。

 旅の途中で嫌になると、テントにこもって読書三昧だそうで。カヌーイストとか言う点じゃなく、そこを読んで妙に安心しました。ダメなところもオープンに見せられるというのが、本当の自由人だよな、と思います。と書きつつ、確かにこんな簡単なことでもないよな、とも思います。

 一つの知見や行動・判断のバックボーンには、膨大な知識の蓄積と経験の積み重ねが必要だなと思います。そんなことを感じつつ、日本で一番暑い街でエアコンをかけながら読書しています。

 野田さんは、夜中にテントの中で目が覚めて外を覗いたら、犬のガクが月をじっと見つめていた場面に遭遇したそうです。ガクのこどものテツも一緒だったこともあるそうで、このシーンは何回か書かれていてそのたびに「かわいいなあ」とにやついてしまいます。

 テレビ番組の中で若い子が、お別れの会にいつもいるはずの野田さんがいないことで「ああ、野田さんはいないんだ」と実感したと話していました。本の中でしか知らない野田さんですが、RIKIも「ああ、野田さんはいないのか」と読みながらときどき感じています。

 

 

 

 

 3本まとめて採れたので、たたききゅうり(「たたっ切ゅうり」と言い合うのが最近のわが家の小さなブーム。大した意味はありません)にしてみました。うまい!

 

 

 

 

鉄釉のロボ君でどうでしょう。ちょっと顔みたいです。

 

 

【今日の1曲】わが青春のジョン・ミラーのアルバムから、「Blue Moon」です。

RIKIはLPもCDも持ってますが、LPのほうはけっこうレアものだそうです(前も書いたけど)。

 ガクとテツが眺めた月はどんな月だったのでしょうか。

 


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さよなら冷蔵庫

 冷蔵庫を買い換えました。たぶん25年以上使った?? いやもっと?? よく調べず、いったい何年働いてくれたのかわからないまま送り出した冷蔵庫のことが、妙に気にかかります。

 いちばん上の冷凍品がよくドサドサと落ちてきたり、夏はやたら熱くなったりしたものの、ちゃんと動いていたのでついつい使い続け、そのどっしりした感じも使いにくさも突然何かが落ちたような変な音がするのも全部含めて、その存在はもうほとんど家族でした。

 奥さんは「突然壊れたら困る」、「電気代がかかるそうだ」といい、RIKIはチルドのケースの後ろからものが落ちることとか、残り物を入れるスペースがないのが気になり、いよいよ交換を決意しました。

 そして新品搬入前日、冷蔵庫に詰まっていた品物の整理に入ったら、いらないものがあることあること。古い豆だの芋がらだの、はるか昔のかつお節が1本、もらってとりあえず冷凍してそのまま忘れてしまった高級菓子、古いシソの実の塩漬け、数年分溜まっていた自家製梅漬けのゆかり、しばらく前に作ったきり使わなかった塩麹…。こういうものを処分したら中身が大分減りました。こうやってこまめに整理してたら買い替えはいらなかったのかなあ…とちょっと。

 送り出した後、あの冷蔵庫は今頃どうしているのやら、まだ動いていたのに野ざらしだとかわいそうだなあとちょっと思いました。

 新しい冷蔵庫は、二人の背の高い兄さんが運んできました。梁の出っ張っているところがぶつかるといって、運び込むのにだいぶ難儀してました。プロのようでいて、プロじゃない?? おじさんから見るとちょっと経験値が足りないような気がしました。

 今度の冷蔵庫は安定した運転になると「eco」という光る緑の文字が小さくドアに浮かびます。「いいこ」とあえて読んでやりました。これからいつまでつきあうことになるんでしょうか。帽子や本は入れないように気をつけたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「群馬の森」の帰りに、3年ぶりに近くの蕎麦屋に寄りました。夫婦とも田舎そばとの合いもり(天ぷら付き)を頼んだら、店員さんが「天ぷら付いてますけど大丈夫ですか?」と聞くので、大丈夫と答えました。出てきたら、そばはせいろ2枚たっぷりで、天ぷらもどっさりで、奥さんの分も一部引き受けたので、大丈夫ではありませんでした。でも残すのもはばかられ、蕎麦湯もちゃんと飲んできたんだからなんというかね…。

 

 

 

 【今日の1曲】 アレサ・フランクリンの1967年のヒット曲「(You Make Me Feel  Like)A Natural Woman」です。作詩はジェリー・ゴフィン、作曲はキャロル・キングです。キャロル・キングの「タペストリー」にも入っています。キャロルもいいけどアレサも別な味わいがあります。

 


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今年の立夏は5月5日

 ここ何日か、生きているのがもったいないようないい天気でした。そういえば、お袋もこの時期になると、近隣をわたってくる風を受けて、「ああ、せいせいする」と毎年口癖のように言っていました。

 そのいい天気に、たまっていたセーターやらシーツやらを奥さんが大量に洗ったので、RIKIがせっせと干しました。いい天気のもとで干せるのは実にいい気持です。

 しかし、今年はついこの間までセーターを着る日がありました。妙に暑くなったと思えば急に寒くなったり、温度差がかなりあったなあ。

 甘夏でマーマレードを大量に作ったあとは、フキも取ったし、タケノコも食べた、サンショも佃煮にしたし、かき菜も取った…季節の恵みを今年も味わいました。そろそろ家庭菜園もきれいにして野菜も植えないと。

 ということで、今日は野菜苗を少し買ってきました。キュウリにトウモロコシ、甘長唐辛子、ゴーヤ。今年はまだ肩が本調子ではないので、畑がぼうぼうです。いつになったら定植できるやら。気持ちが焦りますが、まあできるところから少しずつ行くことにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今の時期は、天気のいい日の柿若葉が実にビューチフルです。思わずたくさん写真を撮ってしまいました。それを見た食いしん坊の奥さんが「柿の葉寿司が食べたくなった」と突然言い出しました。確かにうまそうな葉っぱです。

 

粉引き湯飲み

 

 

【今日の1曲】KokorokoというグループのColonial Mentalityという曲です。

 オリジナルはフェラ・クティです。YouTubeで偶然見て、思わず引き込まれ、6曲ほどダウンロード購入してしまいました。どうやら今年の夏ロンドンで初のCDアルバムが出るようです。

 BBCに出てるのも見ましたが、こちらのほうが魅力があります。あまりメジャーにならないほうが…。

 


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 オリジナルのフェラ・クティのほうも見つけたので、あわせて載せておきます。

人種差別に対する強いメッセージ性がある曲です。

 


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