RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

ミントとハッカ

 にわにはにわのにわとりが…じゃなくいろんなハッカが生えています。いちばん最初に植えたのはスペアミントとペパーミント??だったような。そこに沼田の知人の田圃から日本ハッカをもらってきて植え、さらにレモンバームも植え、いまそれらが雨に濡れて元気よく密生しています。

 ときに忘れられ、たまに手をかけて、ドクダミに一掃されそうになりながらも20年以上生きながらえています。使うのは年に何回か、紅茶と一緒にミントティーにして飲んだり、出番は数多くはありませんが、家にハーブがあるのはなんとなくいいですね。

 思えば、フェンネルローズマリーにタイム、セージ、カモミールイタリアンパセリ、バジルは何度も…という風にハーブはいろんな種類を植えてきましたが、ずっと絶えずにきたのはミントの仲間だけです。

 サイモンとガーファンクルの『スカボローフェア』に「~パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム~」というフレーズがありました。初めて聞いた中学生のころは女性の名前のことかと思っていました(ポール・サイモンはずいぶんモテたんだなあと:笑)。

 大人になって自分の庭に「ハーブ」というちょっとしゃれた(?)ものを身近に植えて、気づいたら藪になっていた、という話でした。

 

 

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 話は飛びますが、庭にはアンズの木もありまして毎年ジャムを作っています。アンズジャムはけっこう好きなんですが、それでも人生も長くなると「またアンズジャムの季節か」と、まあちょっとしんどくなってくるなんてこともあるわけで…。

 というわけで目先をちょっと変えて、今年は初めて「干しアンズ」に挑戦してみました。湿気の多い日本ではとても無理だと思い込んでいたのですが、ネットで調べた奥さんが「できそうだ」というので、チャレンジしてみました。

 その結果がこれです。

 

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 そのままでは酸味が強いので、干す前に加熱したシロップに浸けて甘くしてからオーブン→天日干しの手順でつくります。干すたびに口にポイポイと放り込むのは、子どもの時の梅干しを干していたときと同じです。想像どおりうまいですよ。

 

 子どもが生まれた記念に植えたアンズで長いこと楽しませてもらってきましたが、虫が入ったりしたせいか樹勢が弱まってきて、この間かなり太い枝がポキリと折れてしまいました。飽きただの面倒だのと言っていられるのは、いつまでもこの木があると思っているからなんだなあと、空を見上げたRIKIなのでした。

 

 

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 今日の1曲は、大貫妙子ちゃんの「蜃気楼の街」です。きのうラジオで聞いたのは、1980年盤のほう(ボサノバ風のアレンジ)だったんですが、どうしても自分としてはシュガー・ベイブの『Songs』(1975)のほうに惹かれます。懐かしさだけじゃない何か。なんなんかなあ。

 彼女とはほんのわずかですがリアル接点があります(へへへ)。たぶん同じリンゴを食べていたはず。今もそうかはわかりませんが、うちでずっと食べている林檎停のリンゴを彼女も食べていたそうなんです。林檎停通信で何度か紹介されていました(早い話がどちらも林檎停のお客さんだったという、ただそれだけの話でした)。 

  


蜃気楼の街