合歓の木の夏
戻り梅雨のようなはっきりしない天気が続く7月中旬、新潟県新発田市のギャラリー栞(かん)さんに行ってきました。関越道は曇りベースで、いきなり土砂降りになったり雲が切れて太陽が覗いたり、忙しい天気でした。
着いてみたら地域の夏祭りだそうで、あちこちに提灯が下がり夜店の準備が始まっていて、何やら懐かしい風情でした。
ちょうど雨が上がったところだったので、海に寄ってみました。久しぶりの日本海です。
ウミネコが所在なさそうに岩場に止まっていたり、人の姿にあわてて飛び立ったりしていました。夏が来るんだろうか、いやいやこれがもう夏なんだろうかとぼんやり思いながら海を眺めました。空と海の境が淡くなっていて、ギラついているわけでもなくそれなりの海でした。
雨ばかり続いているなか、玄関先でアゲハの羽化に遭遇しました。わが家がホームのアゲハです。1時間くらい放っておいたらいつの間にか姿を消していました。
休みには晴れ間を見つけてよく散歩をしています。あわてて出て行くのですが、すぐに昼時のやたら暑い時間になってしまい、ほとんど誰にも行き会いません。でも、それもまた楽しです。
釣り堀です。誰もいませんが。
児童公園です。誰もいませんが。
そういえば、関越道の長岡だったか燕三条だったか、あのあたりは高速の両わきに合歓の木がたくさん植えられていて、「合歓の木街道」の風情でした(でも、寝てはいけません)。
横26cm×幅15cm カレー、スパゲティ、トンカツ…なんでもOK
【今日の1曲】
ハーマンズ・ハーミッツの”Mrs. Brown you've got a lovely daughter”(ミセス・ブラウンのお嬢さん)。妙に明るい失恋ソングです。マンチェスター出身のバンドですが、マージー・ビートと呼んでいたような。
RIKIが坊主頭の中学生でシングル盤が370円だった1960年代に、ラジオで何度も聞いていたのでよく耳に残っています。バンジョーみたいな、ミュートしたギターがすごく印象的です。
このころのポップスを聞くと、たいして幸せじゃなかった中学時代が、なんだか幸せだったように思えるから不思議です。ジェーン・スーのラジオ番組で久しぶりに聞いて「おっ」と思ったので、選んでみました。