RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

スカパラ ライブ 後編

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 スカパラのライブは、客席は後ろの方まで結構埋まっていたようだった。
 
 始まりから当然スタンディング。おじさんは、ホントはこれがどうもね。人の目

がなけりゃ乗れるんだけど、自意識がジャマして乗れない。自分が解放されていな

いっつうことか。でも、座ったままだと見られないので、立つくらいまでは参加。

腕を挙げて、ってのはちょっとダメだなあ。まあ、それもありか。みんな、

それぞれのスタイルで楽しめばいいということだ。でも、ポツリポツリといる

同年代らしき人たちをついつい探しては観察してしまった。

 演奏の方は、スカパラをデビュー前から知っている新井さんによると、のんびり

していた初期の頃と比べると音がだいぶ変わってきたそうだ。

 PAの関係かもしれないが、高めのギターの音が前に出すぎていて気になった。オレ

としてはリズムのはっきりしたミディアムテンポの、スカが好きなんだけど、

ちょっとこの感じが少なかったなあ。
 
 ハノイでやったライブでは観客が乗ってくれるか心配していたけれど、案外初めから

スタンディングで大盛り上がりだったとか、奈良の大仏の前でやったときはお坊さん

も乗ってくれたとか…。ベトナムハノイでスカのライブか。オレなんかの世代的な

感覚では「ありえねえ」って感じだけど(ホーおじさんの時代だものな)、時代は

変わり、音楽は文字通り国境を越えるっていうことか。

 話は変わるが、オレの前にいた母子連れ(母30代?、娘4~5歳?)、ときおり

娘のほうが大音響に耳を押さえるしぐさをしていた。二人を見て、1989年4月に

娘二人を連れてニール・ヤングのコンサートに行ったときのことを思い出した。

田舎から親子4人で東京へ繰り出して、昼間は池袋サンシャインの水族館で遊び、

夕方渋谷のNHKホールへ。2階の最後尾の席だった。オレは上の娘(6歳)、を肩車

してあの時はけっこう乗っていたなあ。しかし、帰りの電車でぐっすり寝込んで

しまった二人の娘を夫婦で一人ずつ背負って、家にたどり着くまでが実にたいへん

だった。親は、よかれと思って連れまわしたが、子どもはいい迷惑だったかも

しれない。

 翌日、口直しというわけではないが、オレはもう一度、ニール・ヤングを観に

NHKホールに行った。この時の相棒は友人の森君。

 森君、あの時はチケットお世話になりました。