RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

さらば野田さん

 今日たまたま見たテレビに、よく行く公園が映っていました。平日だといつもは水の出ていない噴水が、画面では形ばかり水を噴き上げていました。テレビに出るからと少し頑張ったんでしょうか。でも公園内に人影はなく…。まあざっと紹介される程度で話題のほうもさほど吹き上がってはいないようです。連日の猛暑、生きているだけで大変です。

 

 

 

 

 

 

 こちらは別な公園。緑はやっぱりホッとします。でも、この下ではスマホを持ってうつむいて歩き回る人の一群が。ここはその種のゲームの聖地か何かなんですかね? 近頃は行くたびにこの皆さんに遭遇します。

 

 3月に亡くなった野田知佑さんの、買ってあったのにまだ読んでなかった本を読んでいます。『ユーコン漂流』『新・放浪記』まできて今は『カヌー式生活』に入りました。きのうは偶然NHKプラス#四国の"あわとく「目一杯生きろ~野田知佑のメッセージ」”というので野田さんの終焉の地徳島での活動を見ました。見られるのは明日までのようです。奥さんいたんですね、知らなかったわー。

 旅の途中で嫌になると、テントにこもって読書三昧だそうで。カヌーイストとか言う点じゃなく、そこを読んで妙に安心しました。ダメなところもオープンに見せられるというのが、本当の自由人だよな、と思います。と書きつつ、確かにこんな簡単なことでもないよな、とも思います。

 一つの知見や行動・判断のバックボーンには、膨大な知識の蓄積と経験の積み重ねが必要だなと思います。そんなことを感じつつ、日本で一番暑い街でエアコンをかけながら読書しています。

 野田さんは、夜中にテントの中で目が覚めて外を覗いたら、犬のガクが月をじっと見つめていた場面に遭遇したそうです。ガクのこどものテツも一緒だったこともあるそうで、このシーンは何回か書かれていてそのたびに「かわいいなあ」とにやついてしまいます。

 テレビ番組の中で若い子が、お別れの会にいつもいるはずの野田さんがいないことで「ああ、野田さんはいないんだ」と実感したと話していました。本の中でしか知らない野田さんですが、RIKIも「ああ、野田さんはいないのか」と読みながらときどき感じています。

 

 

 

 

 3本まとめて採れたので、たたききゅうり(「たたっ切ゅうり」と言い合うのが最近のわが家の小さなブーム。大した意味はありません)にしてみました。うまい!

 

 

 

 

鉄釉のロボ君でどうでしょう。ちょっと顔みたいです。

 

 

【今日の1曲】わが青春のジョン・ミラーのアルバムから、「Blue Moon」です。

RIKIはLPもCDも持ってますが、LPのほうはけっこうレアものだそうです(前も書いたけど)。

 ガクとテツが眺めた月はどんな月だったのでしょうか。

 


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