ルーシー先輩
個展があって東京に通いなれたというわけじゃないが、終了間近のルーシー・リー展にギリギリ
セーフで行ってきた。国立新美術館、もちろん初めて。地下鉄の駅から直通だったので、外観も
わからず、いったいどんな建物だったのやら。入ってみれば、まあ人がうろうろしてること。
ルーシー・リー展だけじゃなく他にもいろいろ展示があって、こりゃ美術館のアウトレットか。
中を歩いている人の7割は女のひとだったな。美術館は今やおばさんの一大リラクゼーション
施設か。何となくおじさんは肩身が狭かった。おまけにルーシー・リー展ときちゃ、8割以上が女性
の熱気でムンムンしていた、ような気がした(いやつい口がすべったけど、皆さん真剣なことは
当然承知しております。へへへ)。
デイビッド・アッテンボローのインタビューフィルムがくり返し放映されていたんだけど、その中で
感じがしたなあ。
時代を映しているようでうなずける。まあ、それきりじゃないんだろうけどね。
作品は見てよかった。詳しい説明は省くけど、行ってよかったな。誤解されそうなんで人には言えない
けど、なんだか自分と似ているような部分も発見した。ルーシー先輩、尊敬しとります。
出口で2,500円にしてはずいぶんお得感のある図録を買って、あとは一目散に家路を急いだ。何しろ
一人(一匹)さびしく待ってるやつがいたもんで。電車の中は梅雨時の湿気と熱気でまたもやムンムン
だったとさ。