RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

こんなこともあるのか

 きょうは懐かしい人の顔を新聞で見た。
 
 東京新聞の寂聴さんの連載『この道』で、大杉栄伊藤野枝の話が続いている。長女魔子の話から、
 
きのう、きょうと四女ルイズ(伊藤ルイ)さんの話で真ん中に写真があった。ちょうどオレが、奈良のとある
 
ところで出会ったころの面影そのままの写真だ。短い期間だったけれど、何回か交流があった。
 
こちらもまだ若かったので、母親と同世代の人に対して気持ちを推し量ることもできなくていろいろ失礼が
 
あったかもしれない。いつのまにか縁が切れてしまった。『草の根通信』の連載ではその後ルイさんは
 
いろんなところを旅して、いろんな人と出会ったことが記されていた。
 
 そのころのルイさんの笑顔に久しぶりに出会って、懐かしい思いになった一方で、かつての
 
自分に赤面する思いというか人間の未熟さというのはあるんだなあと思った。
 
 
 で、話があと先になるけど、その二日ほど前のこと。ユニクロカーゴパンツを買った帰り、本屋に
 
立ち寄ったら、同じく懐かしい名前が目に入ってきた。本屋の店頭に平積みされた本にあった名前は
 
山尾三省さん。
 
 普通、こんな田舎の本屋の店頭にはなかなか並ぶことはないと思うんだけど、どうしたんだろう。
 
この三省さんも、ルイさんと出会った場所で一緒に出会っているのだ。懐かしい名前に同じタイミング
 
で出合うなんて、何という奇遇だろう。まあ、ひどく個人的な話なんだけど。
 
 二人に出会ったのは奈良の時が最初で最後だった。真ん中にオレが入った3ショットの記念写真も
 
撮らせてもらった。オレにとっても超珍しい写真だけど、ルイさんと三省さんが一緒に収まった
 
写真というのも珍しいんじゃなかろうか。ここに載せたいと思って探したら…ありゃりゃ見つからない。
 
まあ時間も時間なんで、これはいずれということで。
 
 二人ともすでに旅立っているんだけど、まさかオレを呼びに来たんじゃないよな。きのうもケツを
 
ひっぱたかれながら、市のひまわり健診も受けたし、ほぼ前向きにやってますので、ルイさん、
 
三省さん、もう少しあとにしてください。オレはまだやることがありそうなんで。