宗麿とニール・ヤング
先日、ふと石黒宗麿のことを思い出し、作品集をひっぱりだした。いちばんカネのない時期に、エイッと大枚
はたいて思い切って買ったものだ(約30年くらい前で5,600円)。
宗麿のことを知ったのはいつごろだったかなあ。映像で観た覚えがある。昔の日曜美術館か? まだ
焼きものをするなんて思ってもいなかったころだ。細部は覚えてはいないんだけど、非常に記憶に
残っている…って変な展開だな。つまりすごく印象深かったことを覚えている。
石黒宗麿は絵で言えば南画(オレの勝手な思い込みだけど)。自由闊達・飄逸・洒脱・遊び心がある…
ボキャブラリーが少ないのがもどかしいんだけど、「とらわれない感じ」「極めるんじゃなくあれもこれも」
ってのかなあ(でも本当は極めてる)。 釉薬の調合もいわゆるひしゃく合わせで(名前のとおりひしゃくで
アバウトに計る)、きっちりはしていないんだけど、押さえるところはちゃんと押さえているそのすごさ。
線1本が、すごく伸び伸びしてるよなあ。
この本の解説は乾 由明さん。目のつけどころがいいというか、勘所を押さえていて、これもまたいい。
宗麿の作品には詩の趣があったんだそうだ。「展覧会用のこけおどしの作品を嫌った」んだそうで、壺に
しても20 cmどまり。「石黒の作品は未完成」「作品同士がつながっている」…など、石黒の性格や暮らしぶり
など含め、作陶のありようと魅力がよくわかる。
はたいて思い切って買ったものだ(約30年くらい前で5,600円)。
宗麿のことを知ったのはいつごろだったかなあ。映像で観た覚えがある。昔の日曜美術館か? まだ
焼きものをするなんて思ってもいなかったころだ。細部は覚えてはいないんだけど、非常に記憶に
残っている…って変な展開だな。つまりすごく印象深かったことを覚えている。
石黒宗麿は絵で言えば南画(オレの勝手な思い込みだけど)。自由闊達・飄逸・洒脱・遊び心がある…
ボキャブラリーが少ないのがもどかしいんだけど、「とらわれない感じ」「極めるんじゃなくあれもこれも」
ってのかなあ(でも本当は極めてる)。 釉薬の調合もいわゆるひしゃく合わせで(名前のとおりひしゃくで
アバウトに計る)、きっちりはしていないんだけど、押さえるところはちゃんと押さえているそのすごさ。
線1本が、すごく伸び伸びしてるよなあ。
この本の解説は乾 由明さん。目のつけどころがいいというか、勘所を押さえていて、これもまたいい。
宗麿の作品には詩の趣があったんだそうだ。「展覧会用のこけおどしの作品を嫌った」んだそうで、壺に
しても20 cmどまり。「石黒の作品は未完成」「作品同士がつながっている」…など、石黒の性格や暮らしぶり
など含め、作陶のありようと魅力がよくわかる。
よき先達がいるということは幸せなことだ。
…と、久しぶりに感動していた日、こちらも久しぶりにYouTubeでニール・ヤングの姿を見た。イギリス
グラストン・ベリーでのライブの様子。兄さん、ハゲ長(ハゲの長髪。オレの場合はハゲ短か?)で
頑張っていた(相変わらず終わりがくどい:笑)。やっぱりいいよ。兄さん、その調子で頑張ってくれ。
よき先達がいるのは幸せなことだ。
・・・とホタルガが言った…という話は聞きません。玄関ドアに張り付くホタルガ。「よし この白いラインを
作陶に生かしてやろう! とRIKIは啓示を受けて新作に取り組んだのであった。」という安いドラマの
ような展開もありません。
でも、自然の造形はなかなかいいやね。