うちの芝は青い

 皆さんお久しぶりです。近頃は、「あっちが痛い、こっちが痛い」と、かつて他人ごとのように聞き流して

いたセリフを、気づいたら自分が発しているという、テニス肘RIKIです。はい、首が軽快してきたら、

今度はひじや腕にきています。テニスもしていなくても、テニス肘とはこれいかに、ですが。

さて、痛い痛い症候群患者の庭にも春がやってまいりました。仕事場の煙突をバックに、いつもの

サンシュユが花開きました。そういえば、月桂樹の、カラだった巣にキジバトが戻ってきました。

とはいっても定宿にしているわけではなく、ふらっとやってくる宿の1軒のようで、きのういたかと

思えば今日はあちらで、明日はこちらでという具合にあっちこっちで鳴いています。

　仕事場の戸を開ければ目の前にはウメの花が待っています。花の香りを愛でる余裕もなく、

鼻をぐすぐすやっているのがいささか興ざめではありますが。

　そんななか、RIKI舎の庭を突風が吹き砂埃を舞いあげました。走り回るあいつが、庭に生えていた

芝を全部ダメにしたせいです。あれだけ走り回るヤツにも耐える芝がほしいとかねてから思って

いましたが、やっとこさ実行に移しました。ティフトンという芝が校庭にも使われると聞いたのは

何年か前ですが、よし買うぞと本気になってからは早かった。ネットで調べて即注文、４日で

もう九州から届きました。現金が動かないので、買い物のリアリティがありませんな。

でも、ほれ、こんなに緑です。ポット４０個入りを買いました。

肘をかばいつつ、５０ｃｍ間隔で穴を掘って、1ポットずつ植えました。ヤツは穴を掘るたびに

一緒になって穴を開け、植えたばかりの芝をなんだなんだと前足でほじくって、ずいぶんと邪魔を

してくれましたが、どうにか４０個植え終わりました。この先もうヤツが掘り返さないといいんですが。



おい、こだま。わかってんのか？

うーん？　なに？　疲れちゃった。

何ヶ月後かに芝が青々してくれているといいんですが。どうなりますやら。

暖かくなったら急に花粉症がひどくなり、腕やひじは気になるし、仕事もあるし、あれこれ妙に気が

焦ってグチばかりの毎日です。　

まあ、人は生きていればいいんだそうで、なんとか頑張って生きていきますか。