汚れた手

　「偽装ではなく誤表示だ」とあくまで言い張り現場に責任を押し付ける、あのホテルの話じゃありません。

オイラの左手のことです。

久しぶりの窯入れで（しばらくギターにかまけて仕事を忘れていました）、すっかり固まったわら灰釉

と格闘しなくちゃならないはめになってしまいました。わら灰釉の沈殿の恐ろしさについては以前も

書きましたが、片栗粉のようなあの沈殿を２時間かきまわし続けていたら、ふっと気が遠くなって、

思わず居眠りしてしまいそうでした。これでは仕事にならないので中断して、翌日トライ。１時間半くらい

混ぜ続けたらもう肩や腕が痛くなって、こりゃもうダメだと思ったあたりでパカッと腕が入って、やっと

使えるようになりました。

そのせいかどうなんだか、その晩から側頭部～耳にかけてピリピリし始めました（三叉神経で

ウイルスが悪さしているんでしょうか。ああ、歯医者も行ったしなあ。ポンコツだよ、ほんと）。ピリピリは

ここ何日か続いています。

　

　下の写真が使えるようになったわら灰釉です。白くみえるのはたぶん天井の蛍光灯。

これを素焼きしたものにかけていきます。しばらく毎日かき回さないと。

釉かけが終わると窯に積んでいきます。最後に窯焚き。

あの黒いどろっとしたものを掛けて焼き上げると、こんな感じの色になります。化学の不思議です。

向こうに見えるのは雨でしばらく外に出られなかったこだまです。網戸の向こうが道になっていて、

いつも戸を開けろ開けろとせがみます。ここで道を知り合いが通ると嬉しくて「ワワワォ～ン」と吠えて合図を

送ります。

でも、このところ雨であまり人も通らなかったので、ぐたっとしてます。寝てるんだか起きてるんだか。

つまんない感じ１００％です。







曇りや雨の日が続いて飼い主のモチベーションもいまひとつでしたが、今日は気持ちのいい秋晴れ

になりギターを抱えて練習に行ってきました。近頃は４人が定着してきてバンド編成になっています。

ドラム、ベース、サイドギターにリードギター。いまのところボーカルなしのインストロメンタルです（その

うち歌いたいメンバーが出てくるかも。皆さん意欲的です：笑）。

２月に演奏会だとリーダーが息巻いていましたが、それがダメになって内心ほっとしました。