RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

悲しみに錨をおろしてはいけない

 こんにちは。久々のブログ更新です。皆さんに心配いただきましたが、まあ

徐々にですか、ゆっくり元気になる努力をしています。

  しばらくは気力がどうしてもわかず、夜は夫婦してgyaoで配信のポワロとホームズを

ボーっと見続けていたんですが、そろそろこれではいけないと思うようになり、こだまに

かじられて使えなくなっていた散水ホースのアダプターを買ってきたり(案外安く買えるん

ですね)、花や野菜苗を植えたり、芝刈り機で草を刈ったり、床屋で自分の頭も刈って

もらったり。軽井沢のラ・ボロンテにも木村さんと納品に行ってきたり、ノイエス朝日

まで小松さんの写真展を観に行ったり。夜もやっと音楽が楽しめるようになってきました。

 ずいぶんパワーが満ち溢れているようじゃありませんか。

 仕事も頑張っているんだというところをアピールしておきますか。最近の水差しです。

ちょっと変わった形になっているんですが、わかるでしょうか。下のと比べてみてください。

創作のコンセプトは「傘をさした妊婦の貴婦人」…てことはなく、まあなんとなく作って

みたくなったというところです。もう少しドラマがあるといいんですが。



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 こだまが旅立つ数日前に、ジョン・レンボーンが亡くなり、そのあと長田弘が亡くなって、

ずいぶん寂しくなりました。4月4日こだまとの別れとなる日の昼のことですが、NHK

Eテレ『心の時代』で長田弘が語っていました。これから来るであろうこだまとの別れが

近いことを感じていたからでしょうか、「悲しみに錨をおろしてはいけない」という長田弘

言葉が心に響き、思わず正座して聴いてしまいました。同じ詩を書く人間として、「詩が

実生活に役立つこともあるんだなあ」とぼんやり思っていたのを覚えています。長田弘も、

奥さんを亡くしたりして、辛い別れを体験したんでしょう。その彼も旅立ってしまい、いっそう

忘れられない言葉になりました。