RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

たまにはまじめに考える

 NHKの『証言記録 兵士たちの戦争』、シリーズ全部ではないが観た。

こういう番組を観ると、日本人は流されやすい民族で、いつまでたっても

確固とした個が育たないなあと、つくづく思う。

 同じくNHKでやった、大西巨人の『神聖喜劇』を扱った番組も、ものを

言わせぬ軍隊というシステムが、いまだに現代日本の社会―企業社会に

受け継がれてきていることを、思わせた。一見自由なようで、実は自由にものが

言えないという現実は、今のマスメディアが企業なしでは生きてはいけない

ということと深くかかわっているのではないか。

 ロシアのグルジア侵攻(今回は単純に侵攻とも言い切れないが)を見ていて、

強権の前には人間はなんて無力なんだろうと思う。かつてのハンガリー動乱や、

チェコ侵攻を思い出す。

 でも、壁は崩れたし、プラハに本当の春も来たしなあ。楽観的にみれば、

時間が何かを変えることもあるかもしれない。



 まあ昨日のNHKスペシャル『果てなき消耗戦 証言記録レイテ島決戦』と、

なでしこジャパンを交互に観ていたんじゃ、偉そうなことも言えないが。


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仲良し抜けがら



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セミ