RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

行ってきました、ジャクソン・ブラウン

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 冷たい雨そぼ降る夕方、ついにやってきました厚生年金。すでに時間迫りしころ、

ロビー周辺を見回すこともなく座席へ一直線。気づいてみれば2階の1番前、なんだか

狭いなあ。

 なんとなく見回すと、あたりは中高年の気配。それもそのはずジャクソン・ブラウン

早60歳、還暦だ。1階席をのぞいてみれば頭の薄きおじさんたちがあちらこちらに。なんと

なく安心する。 

 予定より少し遅れて、エレキギターを肩にサングラスのジャクソン・ブラウン

ステージに登場。

 1曲目はBoulevard、オレはたまらずすぐ手拍子を取ろうとしたけどまだ周りが

そこまであったまってなかったようで、あれ?

 彼は、声も出ていたし演奏もタイトにまとまっていたと思う。一緒にきたメンバー

もすごく良かった。なかでも二人の女性バックコーラスの、ノリというかたゆたう

ような動きがいい雰囲気をかもしだしていたなあ。あれは天性のもの、深いところ

から出ているものとしか言いようがない。

 …と書いてみたけど、キーボード、リードギターも負けずによかった。

 2階まで満席だったのがうれしかったのか、今度の公演の最終日だったせいなのか、

ジャクソン・ブラウンは胸に手を当て「本当に幸せです」「ありがとう」と何度か

繰り返した。ホント来てくれてありがとうね、っていう気持ちが伝わってきた。

 コンサートは2部構成で、中年向けにトイレタイムも15分くらいあって、古い曲も

だいぶやってくれた。1部では立つ人もいなかったけど、2部でRunning on Emptyの

イントロが始まったとたん、1階席は皆ダダっと立ち上がった。オレがいた2階の

一番前の席は、前の手すりが低くて興奮して落ちても困るもんで遠慮した。

 アンコール1曲目はThe Load Out/Stay。このころおれの隣にいた連れ約1名は何を

興奮したんだか椅子に座ったままピョンピョンはね始めたんだけど、手拍子リズム取れて

ねえじゃん、あ~あ。

 そしてI Am a Patriot のあとがTake It Easyだった。最後がTake It Easy かぁ…。

客に楽しんでもらいたいという気持ちがそうさせたんだろう。オールドファンへの気配り

だったんかな。いや、いいコンサートだったよ。

 あ~あ、一夜のユメマボロシだったなあ…。