西荻まで
出かけたのだった。総武線から見た東京の空はのんびりしていた。
オレが総武線に乗って大学に通っていたのはもう何年前だったか。30年以上前だ。
東中野通過。
なんつうか。階段の下から「おにいちゃん、電話よ」とよく呼ばれた。この階段をダダダーっと落ちたこともあった
なあ。信じられない…と言ってください。…と思い出に浸っているうち、西荻到着。
カトレア草舎、松尾さんオリジナルブレンドの紅茶や絵の、不思議なカトレア草舎の世界が広げられて
いた。そこに伸びる不気味な手。おいおい、二つは取りすぎだろう。どっちかにしなさい。
こちらは小西良さんのうつわ。一緒に展示をしているのに、実は小西さんが女性だったということは
帰って来て、カトレア草舎さんのブログを見て初めて気づかされた。加川良が頭にあったもんで、
やさしい系の男性だとばかり思い込んでいた。
松尾さんの原画による便せんやカードなど。古い本のページを使って絵を描くそうだ。
シナモンの香りがしてうまいのだ。
気づけば知らず知らずのうちに、なんと若き女性3人とコラボの展示が実現していたではないか。
おじさんは春が一度に3回分めぐってきたようだ。
だからというわけじゃないが、いつもはアマゾンの中古本ばかり買っているんだけど、帰り道に立ち
とっていたころ書評欄で紹介があって切り抜いておいたのに、いったいどこにしまったんだったか
気になっていたら出会ったもんで、つい、ね。