RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

窯を開けてみれば…

 テレビはチリのサン・ホセ鉱山の救出劇をライブでやっている真っ最中だ。これに比べれば、窯の
 
ひと窯やふた窯なんかどうでもいいやと今なら思うんだけど、例の本焼きのときはあまりに温度が
 
上がらなくて、人間の力の及ばない悪い霊でもとりついたんじゃないかと思うほど、絶望的に
 
なっていたね。
 
 温度計が壊れているというのも考えたんだけど、上下を切り替えてもあまりにも数値が安定していた
 
もんで、ついつい違う要因を考え過ぎてしまった。 ダンパを動かし、圧を変え、詰めたものが多すぎた
 
せいか、この間の風で煙突が傾いて引きが悪いのか、天気が悪いけどここまでは響かねえよなあ…、
 
やっぱり温度計か? まさか、まさか。一式替えだと金がかかるよなあ、こればっかりは信じたくねえ・・・
 
と、あれこれあれこれ考え過ぎて、夜は更けてくるし、もういやになって最後には投げ出して寝てしまった
 
のだ(奥さんのほうが起きていて見に行っていたそうな。ああ、悪かった。ごめん。ただいま土下座中)。
 
朝方、少し寝たせいもあって少し気を取り直し、ようやく還元をかけ、色見を出した。
 
 すると、あれ? 温度の割によく融けているではないかいな。ここでようやく「温度計が犯人か!」と
 
気付いた。ゼーゲルの準備は必要だなあと二十数年経ってようやく気付いたオレでありました。
 
 
 
 そして、いざ窯を開けてみれば、まあ一部不満は残るものの、実はさほど悲惨という結果にもなって
 
いなかったのさ。昔の人は温度計もなくやきものを作っていたわけで、おいらも温度計なしでけっこう
 
いけるっつうことかね(へへへと照れ笑い)。
 
 ということで。こんなんでました。10/15~17の田園プラザに持っていくので、みなさんよろしく。
 
 
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 こんどのアート&クラフトには、rikiには珍しい「うら若い女性の知人」が二人も参加する。一人は
 
ここで話題の桐山さんで彼女は炭アクセサリーで参加。もう一人は同業の浅沼さんで、今回のテーマは
 
『光と香り』だと知らせてきた。去年の様子では彼女は売るのがとてもうまかったので、今年はriki
 
テーマを設定することにした。
 
 「飯がうまい!!」
 
 秋はやっぱりこれでしょう。飯碗をたくさん持っていきますので、うまい飯を食べたい方は、ぜひ
 
田園プラザへ。(って、今回はやたらCMしてるなあ。まあ、そういうバイオリズムにあるもんで)
 
 
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 最近作には、見込みにrikiお得意の飯マークあり。好きな飯碗を探してください。