RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

夏の終わりが1日延びた

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 いつもは観ない高校野球を、たまたまつけたテレビで9回表から観た。9回表で1:1。どちらを応援するわけでもないけれど、早実がさよならでゲームセットだったら、けっこう盛り上がるかなあという適当な思い込みで観ていた。
 ところがところが、これが投手戦で、どちらの投手もすばらしかった。1球、1球、目を離せない試合運びとなって、ついに15回で引き分け、明日再試合となった。
 ここで思い出すのが、今日のアナウンサーと司会者も口にしていたが、皆さんご存じ、ある年代以上の人は知っている昭和44年の球史に残る決勝戦青森県三沢高校の太田投手と、愛媛県松山商業の井上投手の投げ合いだ。熱戦の末、18回で翌日再試合となった。あの時は、確か太田が翌日も汚れたユニフォームのままで出てきたんだった。見ていたRIKI少年はこれにぐっときたね。37年前の暑い夏だった。決勝戦松山商業の勝利に終わる。昔の狭いわが家の6畳間で、メラミン樹脂でできたコタツ板の上に座り込み観戦していた自分の姿も、ありありと思い出した。いい試合だった。