RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

不思議な符合

 12月はじめ、伸びすぎた月桂樹の剪定をしました。今年は剪定ばさみを新調したので

ストレス少なく仕事ができました。特に今回「門型」というタイプにしたのですが、腕へ

の荷重のかかり方が違いました。太枝用も用意しました。やっぱり道具の見極めを

丁寧にするのは大事ですね。


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だいぶさっぱりしましたが、葉っぱが少なくていまいちスカスカした感じになったのが

少し残念です。春になれば若葉が出てもう少しきれいになるでしょう。


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月桂樹の右下にあるのはセイヨウヒイラギです。クリスマスも近いことだし赤い実が

あるといいやと思っていたら、鳥が毎日やってきては車の上にフンを落としていきます。

毎年のことながら、やれやれです。でも正月に入るころにはこの実もすっかりなくなって

しまいます。うまいのかな。


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今年のノーベル文学賞パトリック・モディアノでしたね。経歴のところを見たら、

なんとまあ、オレが大学の頃に観たあの『ルシアンの青春』の脚本を、ルイ・マル

監督と共同執筆していたとのこと、びっくりです。一挙に距離が縮まった気がしました。

早速『1941年。パリの尋ね人』を購入して読んでみました。すると今年観た映画の

なかでなかなかよかったリチャード・リンクレーター監督の3部作『ビフォア・サンライズ

(旧題 ディスタンス)『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』の内容と

不思議に符合している気がしたのです。ウィーン、ブダペスト、パリなどの

街やいなくなった(亡くなった)少女のことなど、モディアノの小説があちこちにしかけ

られていたような気がしました。まあ、根拠のない勝手な思い込みですが全部が

自分の中で融合したような不思議な気分になりました。

というわけで、もう少しモディアノが読みたくなりました。映画の方も2作目までは

会話が楽しめます。オレは2作とも2回観てしまいました。で、3作目は現実が重く

なってきて…です。

『ルシアンの青春』はまずジャンゴ・ラインハルトのギターをバックにルシアンが

自転車で坂道を走ってくるところから始まっていたような気がします。40年くらい

経っているのにこの場面は忘れられません。主演の青年はこの映画を撮り終わって

すぐに、この映画の出演料で買ったバイクで事故を起こし亡くなったそうです。

なお奥さんの一押しは『グランド・ブダペスト・ホテル』だそうです。DVDを買ってまた

観たいくらい気に入ったそうです。こちらはツヴァイクの小説が下敷きらしいです。

ツヴァイクユダヤ系なんですよ。モディアノもユダヤ系。3部作の主人公の一人

だったセリーヌもおばあさんがブダペストにいるということでどうもユダヤ系の設定

ではないかと…。また糸が絡んできたようにみえます。根拠のない話なので、ここらで

切り上げますか。


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今年から冬はこういうのを着ることになっちゃいました(こだま)。

けっこう着る気まんまんです。人間だと思ってるのかもしれません(とうちゃん)。


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夜も更けてきました。今年もモヤモヤしたことばかり続いたなあ。