もしかしてこれは…
雨続きのあとの猛暑で、キュウリがまるで採れなかった今年、キュウリの棚にやたら元気なツルが出現しました。あれ、オレこんなにキュウリ植えたっけ?
他のキュウリがみんなダウンするのを尻目に、元気なこと、元気なこと。隣のアンズの木までツルを伸ばして乗っ取りそうな勢いです。
茎も太いし、産毛がチクチクします。花もでかい。どうもこれはキュウリじゃなさそうです。これはなんだ? 生ごみをたい肥にしたので、前に食べた何かがちょうどキュウリを植えた場所に、キュウリだよという顔をして出てきたようです。
可能性としては去年野菜セットできたヘチマかなと思ったんですが(ヘチマはたわしとヘチマ水しか知りませんが、実はナーベラと呼んで、沖縄ではよく食べられているそうです)、ヘチマらしきものがなかなか出てきません。
が、ある日突然現れました。ドカッとね。アンズの木の陰に「いた」ので、まるで気づきませんでした。
これです。冬瓜(トウガン)です。よく見たら3個も生っていました。現在20センチは優にあります。そういえば野菜セットで冬瓜も来ていました。白い粉が出てきたら食べごろとか。もう少し育てて、おいしく食べたいと思います。冬瓜の煮物って、しみじみした優しい味で、俺は好きです。
今年は小玉スイカを待ち過ぎてダメにしてしまったので(雨ではじけてしまいました)、こっちは食べごろを見逃さないようにしようと思います。
そして今日の1曲は、「いつでも、どこでも、何度でも」聴いている、トッド・ラングレンの ”Hello It's Me" です。たぶん好みはずいぶん分かれると思いますが、RIKIにとっては「推し」の1曲です(50年近く前の曲ですが、RIKIのなかでは新鮮なままです)。
ツマグロヒョウモンには毒がないけど
7月の終わり、庭でときどき見かけるチョウがたまたま目の前で止まってくれたので、パチリ。連写の方法がまだわからないので(って買ったの何年前??)、よく撮れたもんだと自我自賛。名前が本日判明しました。じゃじゃーん。「ツマグロヒョウモン」だそうです。「一見ドクチョウにみえるが毒はない」とのこと。
一緒に幼虫の写真が載っていましたが、これ、裏のキイチゴの葉っぱに毎年ついているやつでした。道理でうちのまわりをよく飛んでいるわけです。いわばうちの住人の一人、いや、一頭でした。
これもわが家恒例のゴーヤのカーテン。今年は雨のせいで実が生るのが遅かったけれど、葉っぱやツルのほうはぐんぐん育ちました。
夕方の散歩で1枚。アキノキリンソウ? セイタカアワダチソウ? ブタクサ? 違いがよくわかりません。
8月13日はこだまとRIKIの誕生日でした。といってもこだまは天国で年を重ねました。今年の誕生日の少し前にRIKIは初めての詩集『タンジェの小鰯』を作りました。出す前は、誰も読んでくれねえよーと言っていたんですが、けっこう励ましの言葉などいただいて、出してよかったなと思いました。
ということで今日の1曲は America の “Tin Man” です。Tin Manとはオズの魔法使いの中に出てくるブリキ男のことです。
AmericaはCSN & Yの二番煎じのように思えて、以前はちょっと軽くみていたんですが、オトナになってから聞いてみたら案外気持ちがよかったりして…。へへへ、ベスト盤というかおいしいのがいっぱい入っている2枚組CD買ってしまいました。
奥さんは大学生のときにAmericaの「名前のない馬」が好きだったそうで、ラジオから流れてくると寮の友人が「○○さん、かかったわよ~」と教えてくれるのが常だったとか。ちなみにその友人の好みはちあきなおみの「喝采」だったそう。何度聞いても笑ってしまいます。いい時代でした。
日本の安倍さんは辞めるそうです。アメリカのトランプも箱にしまって、二度と出さないでくれないかな。
カエルは言った「俺、緑色になってる?」
久しぶりに葉っぱの上にすわっているカエルに出会いました。地面や畑から慌てて飛び出してくるときは茶色っぽいまだら色だったりします。体の色を変えることのできる「カエル」。今回は葉っぱの上でちゃんと保護色の緑色になってました。
じっと見てたら、俺って目立ってねえよってな感じでじわじわと体の向きを変えながら後ろ向きになって去っていきました。
こちらはカメムシ軍団です。生まれたばかりか?
今年は長雨の影響かカメムシ被害が多いと聞いていたので、退治も考えたんですが、ついついそのままにして忘れてしまいました。どこかで悪さをしていないといいんですが。
梅雨の季節の文字どおり「花」は、アガパンサスです。(アジサイだ、という人もいるでしょう。アジサイもなかなか可憐です。)
このアガパンサスは2年前のノイエス朝日個展のときに、「ほしい」とどこかで口にしたのを覚えていてくれたお客さんからいただいたものです。去年は1輪でしたが今年はこんなにきれいな花を咲かせてくれました(3カ所に分けて植えました)。
散歩中に近くの公園で撮りました。名前はわからず。
長雨の合間を縫って6月に本焼きをしました。新作マグの絵はサツマイモ? アケビ? 雲? それともくちびる? (無理がある)
お茶の時間を楽しく過ごしましょう。
今日の1枚は Rumer の "Tokyo ladyboy ”です。Rumer がまだ la Hondaというバンドの一員でSarah Joyce と名乗っていたころの曲のようです。なぜ Tokyo が出てくるのかはよくわかりません。
アルバムタイトルは "I See Stars" 。SarahがRumer として売れたので12年も経ってから日の目を見たCDのようです。 Rumer になってからはスタジオミュージシャンが付いてきっちり上手に作られてるんだけど、なぜか売れる前の雑なつくりのほうが音に味があるような気がしてしまいます。よくある感想かもしれませんが。
あ、Rumer自身はどのアルバムでも毎回すごく丁寧に歌っていると思いますよ、念のため。
ミントとハッカ
にわにはにわのにわとりが…じゃなくいろんなハッカが生えています。いちばん最初に植えたのはスペアミントとペパーミント??だったような。そこに沼田の知人の田圃から日本ハッカをもらってきて植え、さらにレモンバームも植え、いまそれらが雨に濡れて元気よく密生しています。
ときに忘れられ、たまに手をかけて、ドクダミに一掃されそうになりながらも20年以上生きながらえています。使うのは年に何回か、紅茶と一緒にミントティーにして飲んだり、出番は数多くはありませんが、家にハーブがあるのはなんとなくいいですね。
思えば、フェンネルやローズマリーにタイム、セージ、カモミール、イタリアンパセリ、バジルは何度も…という風にハーブはいろんな種類を植えてきましたが、ずっと絶えずにきたのはミントの仲間だけです。
サイモンとガーファンクルの『スカボローフェア』に「~パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム~」というフレーズがありました。初めて聞いた中学生のころは女性の名前のことかと思っていました(ポール・サイモンはずいぶんモテたんだなあと:笑)。
大人になって自分の庭に「ハーブ」というちょっとしゃれた(?)ものを身近に植えて、気づいたら藪になっていた、という話でした。
話は飛びますが、庭にはアンズの木もありまして毎年ジャムを作っています。アンズジャムはけっこう好きなんですが、それでも人生も長くなると「またアンズジャムの季節か」と、まあちょっとしんどくなってくるなんてこともあるわけで…。
というわけで目先をちょっと変えて、今年は初めて「干しアンズ」に挑戦してみました。湿気の多い日本ではとても無理だと思い込んでいたのですが、ネットで調べた奥さんが「できそうだ」というので、チャレンジしてみました。
その結果がこれです。
そのままでは酸味が強いので、干す前に加熱したシロップに浸けて甘くしてからオーブン→天日干しの手順でつくります。干すたびに口にポイポイと放り込むのは、子どもの時の梅干しを干していたときと同じです。想像どおりうまいですよ。
子どもが生まれた記念に植えたアンズで長いこと楽しませてもらってきましたが、虫が入ったりしたせいか樹勢が弱まってきて、この間かなり太い枝がポキリと折れてしまいました。飽きただの面倒だのと言っていられるのは、いつまでもこの木があると思っているからなんだなあと、空を見上げたRIKIなのでした。
今日の1曲は、大貫妙子ちゃんの「蜃気楼の街」です。きのうラジオで聞いたのは、1980年盤のほう(ボサノバ風のアレンジ)だったんですが、どうしても自分としてはシュガー・ベイブの『Songs』(1975)のほうに惹かれます。懐かしさだけじゃない何か。なんなんかなあ。
彼女とはほんのわずかですがリアル接点があります(へへへ)。たぶん同じリンゴを食べていたはず。今もそうかはわかりませんが、うちでずっと食べている林檎停のリンゴを彼女も食べていたそうなんです。林檎停通信で何度か紹介されていました(早い話がどちらも林檎停のお客さんだったという、ただそれだけの話でした)。
梅雨近し
きのうは天安門事件のあった日でした。1989年は阪神淡路大震災があり、オウムのサリン事件、天安門事件、さらにはベルリンの壁崩壊もあって、いろんなことが重なった年だったことを思い出しました。そのどれも、四畳半の茶の間にあったブラウン管テレビで見ていた記憶があります。
このころ住んでいた家は庭の前がお墓と納骨堂で、夏休みになると朝一でラジオ体操がわりに,子どもたちが般若心経を唱えにやってくるような地域でした。うちの子どもたちも小学生になると参加してました。庭の片隅で飼っていたニワトリが朝からコケコッコーと鳴いて、風呂場には毎晩ネズミが石けんを食いに現れて…。
一抹どころか四抹、五抹くらいの感慨があります。
時代は変わり、家庭でトランポリンをする時代になりました。
カタバミは夕方になると花びらを閉じます。
自然薯のツル。勝手に生えてきます。前の家から移植した植木と一緒にやってきて、それ以来ずっと生え続けています。
最近ダニエル・シーザーを聞いています。いろいろYouTubeで聞いていますが、ジャカルタでのライブが妙に気に入っています。なんでかなあ。ベーシストがいいのかなあ(ギターのネックについているのは何??)。彼女のたゆたうようなノリがなかなかいいのです。いや、ダニエル・シーザーももちろんいいですよ。声? 歌い方? キーボードとドラムも実力派です。
ヒジャブの彼女が恋人に「ここがいいのよ」と力説しているのが聞こえるようです。携帯で客席のみんながライブを撮影できているのも不思議です。熱の入ったコーラスに、インドネシアの右肩上がりの勢いが感じとれました。
同じインドネシアのライブの“Best Part”のほうは、ギターのアクアっぽい感じが今の季節によくあってます。こっちもいいですよ。
ヤモリのやっちゃんが姿を消した
初夏になると毎年やってきたヤモリ君。去年なんか親子でやってきてたのに、アップで撮ろうなんて思ったもんだから…。
ピント合わせの小さな音でササッと姿を消して、この日以来とんと姿を現しません。待ってるんだけどなあ。
ユスラウメ、数年前に植えたのですが毎年鳥の餌になっていました。
「ジャムにしたらうまいかもしれない」と、突然思いたちました。思い立ったが吉日。
甘味の遠い、小さめのサクランボということで。
ヘタを取ってよく洗い、鉢に入れてレンジにかけます。
軟らかくなったら目の粗いザルで濾して種を取り除き、砂糖を加えてレンジにかけて煮詰めればでき上がりです。この形の鉢は煮詰めても中身があふれにくいので、便利です。
味は酸味と甘みがちゃんとあってイチゴジャムのような感じです。生食の時のような渋みもあまり気になりません。味を引き締めるのにレモンを1個分絞って足しました。
レモンといえば、辰巳浜子さん(命のスープで有名な辰巳芳子さんのお母さん)の「料理歳時記」にレモンエキスみたいなものの作り方が載っていたので、真似して作ってみました。奥に見えるのは木村さん作のガラスのじょうごです。
レモン絞り器がないので、人力で二人がかりで絞り、滅菌した瓶に入れました。グラニュー糖も入れて冷蔵庫に保存しました。暑くなったらレモネードかな(発酵しないといいんだけど)。
きょうの1曲はご存じジェイムス・テイラーの久しぶりの最新作 “American Standard" のなかから "The Nearness of You" です。フリューゲルホーン(だと思うけど)の間奏もいいです。
このCDは全曲がスタンダードで、聞いていると、彼らしいコード進行とフレーズがときどき出てきます。彼のギターはいいなあ、Fire and Rainの頃から・・・。
American Standard: The Nearness Of You | James Taylor
里帰り出産?
甘夏の木にたくさん花が咲いて、むせかえるような甘くて鼻がむずむずする香りが漂っています。 そんなところに1匹(正しくは1頭と数えるそうな。いまひとつピンときませんが)のチョウが。
1枚目の写真をアップにしてみました。どうやら卵を産みにきたようです。生まれ育ったふるさとに里帰り出産にきたのかなと思いました。ほら、サケが元の川に戻ってくるような。もちろん勝手な思い込みです。
産みつける瞬間を撮りたいと思いましたが、ピントを合わせる音だけですぐに飛んでいってしまいました。
今日は突然の真夏。といっても湿気がなくて、夕方からはすごしやすくなりました。
チョウはどこで寝ているんでしょうか。
Twitterの「検察庁法改正案に抗議します」というツイートが670万を超えたそうです。この国が上手く育てたのは若者の無力感だけかと思ってましたが、少し違う風も吹いてきたようです。
さっきまで聴いていたのはフランシス・ジョーバンの「Accordina」というCDです。アコルディーナは「吹くアコーディオン」のような楽器です。このなかの「Pasolini」という曲がなかなかいいのでYouTubeで探してみたんですが、見つかりませんでした。残念。