甘夏五目
そもそも甘夏の収穫期はいったいいつなんだか・・・。なんとなくそろそろかなと
庭の甘夏を食べてみました。去年の大雪で枝が折れたのに、15個くらい実をつけ
ました(数えているところがセコイ)。しかしありがたいなあ。味も、酸味が少し強い
けどけっこうさわやかな味でした。
奥さんがこの甘夏を入れて五目ずしを作りました。かき菜とフキノトウも入って
春満載の五目ずしです。こだまもなぜか嬉しそうです。へへへ・・・。
刺身用のわさびの出しかたがキモイ(チューブから出したそのまま)と写真を見た
奥さんからクレームが入りましたが、正直いうとはじめは写真に撮るつもりなんか
なかったもんで、このあたりは適当にスルーしてください。
たまにはこういうのも目先が変わっていいですね。ついつい食べ過ぎました。
夕食後は最近恒例の夫婦で映画鑑賞です。前の日にコーエン兄弟監督の「インサイド・
ルーウィン・デイビス」を観て、翌日が同じくコーエン兄弟の「ノーカントリー」(原題は
No country for old men)でした。借りてきてみたら同じ監督だったという不思議な出会い
です。前者はユリシーズがモチーフになっていて、後者はイェイツの詩がベースなんだ
そうですが、これがどちらもなかなかいい出来の映画で、久々に引き込まれるような
面白さを感じました。躊躇なく人を殺しまくる「ノーカントリー」なんですが、これが単なる
殺人鬼の話なんではなくすべての人に訪れる運命を示唆しているというか、「例外は
ない」という感じですかね、死神に見えました。「インサイド…」のほうもなかなか
凝った作りで、どちらも観る価値ありです。異論もあるでしょうが、一言でいえば
要するに映画作りがうまいってことなんでしょうね。