RIKI舎―雲とマンサク

写真と音楽と身の回りのことなど(消えたYahooブログ「RIKI舎―陶をめぐる日々」から引っ越してきました)

#音楽レビュー

なつかしの…

去年の9月に25年ぶりの来日を果たしたという中川五郎さんの記事を見つけたのは ライブが終わったあとのことでした(話は飛ぶけど中川五郎さん訳のブコウスキー 著「少年時代」は訳も中身もどちらも最高の出来だと思います)。 こちらは1977年、渋谷の…

ジョニとキャロル

アマゾンからの案内で、ライ・クーダーのボックスセットが発売になるのを知りました。おおむね古い CDなんですが11枚で3600円弱。思わずポチっとしそうになったんですが、「こんな商品も買ってます」 のほうに出ていたこっちに目がいき、ライ・クーダ…

Alabama Shakes いいよ

Alabama Shakes をYouTubeでチェックした。 これがまじめでラフで自由そうな感じで。いや、なかなか よかった。こういうバンドは音を聴いた時に一発目でぐっとくるよ。調べてみたら、グラミーにノミネート とかなんとか、すでにすごいことになってるらしいじ…

三品君の「OFF SEASON」

焼きものを置かせてもらったり、個展でお世話になっている西荻のGallery and Shop FALLの店主、 三品君が2枚目のCD「OFF SEASON」をRONDADEというレーベルからリリースした(\2300)。 試聴はここで 音でつづる詩って感じかな。ニューエイジとい…

雨にぬれても

やっと秋が来た。昼間は思う存分というほどじゃないけど、庭の草削り。午前と午後と通しでやった。 雨がふったあとの地面がやわらかくて、草削りにはイマイチだった。でも、草削りは好きさ。草むしりは もっと好きさ。 夜は「ハル・デービッド追悼には聴い…

この夏はこれ・・・

「この夏はこれ!」と紹介したかったんだけど、気づいたらもう十分暑さを堪能したあとだった。 でもまだこの暑さが当分続くそうだから、まだまにあうかな。聴いてキュンとしてぐっときてください。 あまり受けねえかなあ・・・。 ン十年前、『Stand!』と…

坊主頭で聴いていたモンキーズ

モンキーズのデイビー・ジョーンズの訃報を聞いたのは、3月だったか。66歳だそうだ。何歳ならいいという わけじゃないけど、残念だ。中学生のころは、テレビでずいぶん楽しませてもらった。ありがとう。 これは、モンキーズのなかではデイドリーム・ビリ…

アンジー

去年の10月末にバート・ヤンシュが67歳で亡くなってから、一度は書いておこうと思いながらずっと それきりになっていた。いざ書こうと思うと、最近の活動をまったく知らなかったことに気付く。ニール・ ヤングとツアーもしたとピーターさんが言っていたり、…

ごく私的ランキング

今年もあますところあと45分たらず。この間に「ごく私的音楽ランキング」をすませなくてはなら ない。むずかしいなあ。 思いつくところからささっといこう。 ええ、今年はこの1枚というアルバムではなく、ちょっと気になった1曲で、せめていく。1曲いい…

トゥーツに会いに

1週間前の8日に、トゥーツ・シールマンス(ハーモニカ)の「スペシャルナイト」、つまり演奏会に行って きた。場所はすみだトリフォニーホール。総武線で両国を過ぎたあたりで左側に例の「スカイツリー」に 気付く。 初対面なもんで、錦糸町に降り立ってまず…

月日は流れ

上の黒いほうのCDを探してAmazonをさまよっていたら、偶然Heronというグループに出あった。 70年代のブリティッシュ・フォークグループとのこと。トラッドは興味があって聴いていたんだけど こんなさわやかでフォーキーなグループがいたのは知らなかった。…

三品君のLONG DAY

西荻のShop & Gallery Fall の三品君が、6/29にCDを出したというので、さっそく購入してみた。 ジャケットは三品君のたぶん手書きイラスト。20曲が収められている。\2,100。 思っていたよりもずっとよかった。 TERUOKI MISHINA/LONG…

Good-bye Poetry Woman

フィービ・スノウが亡くなった。1枚目の「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」を聴くと、このビブラートの かかった透明感ある(ともちょっと違うか?)独特の声が、「あの時代」のにおいを作っていたなあと思う。 俺たちも、同じ時代の何かを一緒に呼吸し…

2010年 ザ・ベスト

いくつか私的ヒットチャートをあげてきたけど、ことし出会ったなかでオレにとって1番のCDは… (ドンドンドンドン・・・・・:ドラムロールじゃなくて和太鼓のつもり)。 “STEAL AWAY” ベース:チャーリー・ヘイデン、ピアノ:ハンク・ジョーンズのデュオ。…

引き続き年末の「さんきゅうみゅーじっく」 (こんなことしている場合か編)

懲りずに昨日に続いて、極私的ヒットチャート2010。 最近ゴン・チチの番組で紹介されていたRumer。CDがほしいけど、まだ持っていない。ダウンロード もしていない。YouTubeで聴いているだけ。 学校に行けない女の子が、アレサ(Aretha)・フランクリンの…

年末の恒例にしたい気分屋の極私的ヒットチャート

今年もいろんな音楽に助けられやってきた。ことし、たまたま聞いたり出会いがあった曲の中で これ、と思うものを順不同で羅列。じゃあ、ヒットチャートじゃないじゃん。まあ、それはそうなんだけど、 まとめるヒマも余裕もないので、許しておくれ。 ところで…

これからの人生

NHK FMで、元ピチカート・ファイブの小西康陽の番組が今夜(正確にはきのう)から始まった。 題は『これからの人生 大人に贈る選曲集』というもの。そんなに強い主張はないがこだわりの ある選曲で、これがなかなかよかった。曲名やアーティストは、本人いわ…

この1曲で

ラジオで聴いた1曲が忘れられなくて、CD『THE REAL THING』(1971年)を買って しまったのだった。その1曲と言うのがタジ・マハールのAIN'T GWINE TO WHISTLE DEXIE (ANY MO')。8分以上あるので時間のあるとき聴いてください。タジ・マハールのあっ…

北関東の内陸で聴くブライアン・ウィルソン

ビーチ・ボーイズの中に隠れている、なんていうんだろうなあ、陽気なサーフロック だけじゃなく陰りのある部分があるとすれば、それは、このブライアン・ウィルソン の落とした影、という話は皆さんがもうご存じの話なんだけど(脱線するが、 ビーチ・ボーイ…

スパイラル・ステアケース 『More Today than Yesterday』

何しろジャケットがすごすぎる。このアルバムを店頭で見たのなら絶対買わな かったな。日本のグループ・サウンズでも、こんなダサい格好はしなかった。 でも、夏のはじめの土曜日の朝、朝飯食いながら聴いていたゴンチチの番組 で出合ってしまったのだ。 「…

オリジナル・ラヴ 『キングスロード』から、なぜか『星屑の町』

このところ花器製作中。久しぶりにイッチンなどやっているが、なかなか勘が戻らない。 J-WaveはピストンがVacationで渡辺たすくさんがピンチヒッターだった。きょうの特集は 「親が聴いていた曲のリクエスト」。そこでオリジナル・ラヴの話になって、以前、 …

スモールサークル

きのうからきょうにかけて、わが家にやってきたもの。 ・娘からのちりめん山椒。京都土産だそうだ(これは袋だけ。中身はin the 冷蔵庫)。 白いご飯だけでなくパスタでもうまいとのこと。ちょっと量が少ないんだけどね。 ソウザンショ…とは恒例のオヤジギャグ…

しつこくバカラック

まだまだバカラックでどうも。 YouTubeでなかなかいい映像(THE WORLD IS A CIRCLE)に出会ったので、忘れないよう にここに置いておくことにした。 この明るさと、予定調和じゃないけど調和していて、妙に納得する落としどころのある メロディライン――よく…

あ~あ、終わっちゃった(バカラックのコンサート)

バカラックのコンサートに行ってきた。イージーリスニングと言わば言え。でも、そんなの 関係ねえ。バカラックはオレが生きている限り永遠だ。年寄りの足腰だったけど、瞳は 青年のように輝いていた。 …と、スイスイと会場に着いてコンサートを楽しんだかの…

ジョー・パス 『ヴァーチュオーゾ』

コタツに入って、「コタツだコタツだ」と嬉しくウトウトし始めると、 必ずそばにやって来てベロベロと顔をなめる「顔なめ」がいる。夏の間は 糠味噌の糠の入ったカメをなめる「糠なめ」だったんだけど、冬になったら 「顔なめ」になってしまったのは――そうです…

誤解してた

先日、唐突に「アワーグラスって何のことか知ってた?」と聞かれた。 ジェイムス・テイラーの1997年のCDに『アワーグラス』というのがある。 タイトルはつづりなど見ずにいて、アワー:私たちの グラス:草 ⇒ 草や植物の営み に自分たちの人生を重ねて歌っ…

盛夏(たぶん)

暑い。連日35℃超えである。 仕事への気持ちが萎える。 草むしりは汗が出る。 汗が出て冷たいものが飲みたくなる。 冷たいものを飲むと眠くなる。 昼寝して1日が終わる。 WELD!! 吹き来る風が、お前は何をしてきたと問うた。 ナスの逆上がり。 もう…

『ボッサ・アンティグァ』

梅シソご飯を食った。ちょっくらうっとうしい日が続いているけど、ポール・デスモンドと この梅シソご飯で少し元気が出た。梅シソご飯は、炊き上がったご飯に自家製の梅干しと 庭のシソを刻んで混ぜただけの簡単ご飯。 ポール・デスモンドの『ボッサ・アンテ…

「解体せよ」とアイラーは言った…か?

渋谷駅の南口を出て歩道橋を渡ったところにメアリ-・ジェーンという ジャズ喫茶があった(今でもあるはずだ)。学生時代2食を1食にして 小遣いをため、たまに行っていた(バイトもしないダメ学生だった)。 独特の暗い感じで、まあカッコつけていたという…

茶の間の幸せ

クリスマスイブの夜、久しぶりにポール・デスモンドの『イージーリビング』 を聞きながらブログをしたためている(わが家にはリビングと呼ばれるものはなく、 居間で、それも暖炉などはないのでコタツで)。このアルバムはアメリカの中産階 級のリビングだけ…